日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭の前祭(さきまつり)・山鉾(やまほこ)巡行(17日)で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾の町会所(京都市下京区)で5日、神事始めの吉符(きっぷ)入りがあり、鉾にのる稚児が「太平の舞」を披露した。保存会によると、太平の舞は無病息災や平安を願うものという。
稚児を務める同志社小3年の久保堅斗(けんと)さん(8)がクジャクの羽根かざりのある冠をつけ、2階から身を乗り出すようにして舞った。町会所のある四条通沿いでは大勢の観衆が舞を見つめていた。久保さんは「難しかったけど、うまくできました。99点」と話した。